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執筆者の写真Tomoki Okamatsu

エコーグラフィー展 6/28〜7/3 @HRD FINE ART(京都)

6/28〜7/3 京都のギャラリー HRDファインアートさんにて開催される『エコーグラフィー』展に参加します。

以下 Facebookページより参照 (https://www.facebook.com/events/307482302916782/)

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このたび、Lumen gallery(京都・清水五条)とHRDファインアート(京都・鞍馬口)の2会場同時開催にて、韓国と日本の映像作家3名によるグループ展「ECHOGRAPHY(エコーグラフィー)」を開催する運びとなりました。 本展は、韓国文化芸術委員会(Arts Council Korea)の助成のもと、韓国人インディペンデントキュレーター、イム・ボラム(Boram Lim)のキュレーションにより企画構成されています。アン・コンヒョン(Kearnhyung Ahn)とジョン・ジイン(Jiin Juen)の2名の韓国人映像作家に加え、熊本在住の映像作家、岡松トモキの参加により、日韓文化交流も視野に入れた国際展となります。本来は本年5月に熊本市のギャラリーADOにて開催予定でしたが、4月中旬に発生した熊本地震の影響で会場の使用が不可能となり、代替地として京都での開催が急遽決定したものです。プロジェクターやモニターの使用による計6点の作品の展示が予定されています。 「エコーグラフィー」とは、本来は超音波の反射によって体内の状態を可視化する「超音波診断法」を指す医学用語ですが、フランスの現代哲学者ジャック・デリダはこれを「目に見えないものの本質を共鳴や反響から探り当てる」という拡張的な意味で用いました。本展は、この拡張的な意味における「エコーグラフィー」をキーワードに、映像作品において不可視な背景情報が持つ意味や役割について問いかける展覧会となります。さらに、映像媒体における観者(人間)とイメージや映写環境との間の相互作用、そこに生まれる〈エコー〉(反響・共鳴)にも目を向けています。 誰かの手によって生み出された映像は、現実そのものではなく現実の一部分の再構成にすぎません。たとえそれを形づくっているひとつひとつの素材は現実を映し撮った〈記録〉(ドキュメンタリー)であったとしても。しかし、それが観客によって受け取られるとき、その関係性からは別の次元の新たな〈現実性〉(アクチュアリティー)が生まれます。それは映像という表現形式そのものが持つ長所であり、またそこに危険性が孕まれているとも言えるかもしれません。 本展は、映像作品の背後に隠された不可視な〈現実〉の反響や共鳴を感じ取ることを〈エコーグラフィー〉という言葉に託して、またさらに映像作品を通じて日本と韓国という2つの国の間に生まれる〈エコーグラフィー〉にも注目を誘う展覧会となります。

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日韓映像プロジェクト『エコーグラフィー』

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